踏み切りでファールが気になり下を向く

走り幅跳びの踏み切りで、ファウルが気になり反射的に下を向いて踏み切り板を見てしまうということはありませんか?
その為、「もっと遠くを見るつもりで跳ぶように」と指摘される選手も少なくないでしょう。

 

 

そもそも走り幅跳びは全速力のスピードで踏切板かけて抜けていくイメージが欠かせません。
ファールを意識するあまり、踏切板を見て跳んでしまっていては、助走スピードは落ちるのはもちろん、踏み切る時の重心だったり、跳び出す角度にも影響して、気の抜けたジャンプになりかねません。

 

 

したがって、踏切で下を向いてしまっては遠くへは跳べないのです。
走り幅跳びのトップ選手にもなると、頭で踏切板を意識するのではなく、助走のリズムや距離感など、体でその感覚を掴んでいるものですね。

 

 

踏み切りが気になる人は、助走の最初の段階からそのことばかりに意識がいってしまい、全体のバランスも崩れてしまいがちです。
ですが、助走の1歩目から既に走り幅跳びは始まっており、助走の1歩目の出だしから着地までの全体の流れが大切になってくるのです。

 

 

そして、ファールをなくして、安定した跳躍に繋げるには、毎回同じリズム、歩幅といった助走の出だしでのスタートを行うようにすることが大切です。
それがしっかり出来るようになれば、必要以上に踏み切りを意識することもなくなり、踏切でファールが気になり反射的に下を向いてしまう悪い癖もなくなってくる筈です。

 

 

効果的な練習としては、踏切板があると、どうしても意識がそこに行ってしまうので、トラックなどで助走の練習をするのも良いでしょう。
まずは助走の最初の一歩目からスタートを正確に行い、それが出来るようになったら目線を真っ直ぐに向けて踏切板を意識せずに走り抜ける練習をします。

 

 

この時に自分が思っている位置で踏み切ったことを、「ハイ」と声で仲間に伝え確認してもらいましょう。
足のつく場所があってくれば、本番でもファールが減ってくる筈です。
この練習で踏み切りで下を向く癖を改めるだけでも、ファールを防いで、自己ベストの更新にも繋がってくるでしょう。

 

 

いずれにして助走を合わせる技術は、コツを知って量と質共に正しい練習で努力をすれば身についてきます。

 

 

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