雨などの環境を想定しての練習
走り幅跳びなどの陸上競技の試合は、雨などでグラウンドが悪い環境の中でも、よっぽどのことがない限りはどのような天候でも開催されます。
特に踏み切りが重要な跳躍選手は、雨の中では足場が滑ってしまったりスパイクが泥だらけになったりと、厄介なものだと考えているかと思います。
日頃の練習でも、雨天時は濡れない場所で行うのが一般的です。
最近は練習環境も整備され、ストレスからどんどんかけ離れて居心地の良い条件下でトレーニングする選手も増えてきていますからね。
もちろん、怪我を減らしたり、正しい走り幅跳びのフォームを身につけたりするために、良い環境で練習することは大事です。
しかし、それだけでは本当にストレスが掛かる試合になった時に対処が出来ません。
練習の時は顧問の先生やチームメイトしかおらず、失敗しても修正しながら何度も跳ぶことが出来ます。
慣れた環境で自分の都合の良いタイミングで始めることができたり、終えたりすることが出来るので、試合と練習では掛かってくるストレスの大きさが全く違ってきます。
試合で結果を出すために練習をしているのなら、用具を含た環境を出来るだけ試合と同じだけのストレスがかかる状態に近づけてやることが大切です。
それに慣れておくことで、試合にかかるときのストレスが軽減でき、体の反応も違ってきます。
そこで、雨や風が強い悪天候の時でも練習を行い、もしくはあえて悪い環境を作り行うようにするのも良いかもしれません。
雨が降っている中や風が強い日でも、いつも通りの練習をやってみると、いろいろな点に気づかされます。
「泥がつくからスパイクは替えも用意しておこう」「踏み切りでは雨が降っていない時とでは違う要素があるから気をつけよう」こういう部分にリスクがあるのかといった対策が分かってきます。
また、あえて向かい風の時に練習しておけば、試合本番で同じ状況になっても戸惑うことはありませんし、もし、追い風なら、いつも以上に体をコントロールしやすくもなるでしょう。
こうして雨や風のなかでも練習しておけば、いざ悪天候の試合になっても、練習でやっているから気にならずに競技に集中できますよね。
実際に、強豪の選手などは、雨や風なども上手く対応して記録を出しています。
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